京王電鉄が社員2,500人を対象とした学習プラットフォームとして「CAREERSHIP」を導入

2022年5月19日
株式会社ライトワークス

このたび「CAREERSHIP」が、京王電鉄株式会社（本社：東京都多摩市、代表取締役社長：紅村康、以下「京王電鉄」）により、社員の学習プラットフォームとして採用されたことをお知らせします。

 

■導入の背景

京王電鉄の鉄道部門（以下、京王電鉄）では、「人材管理」と「教材管理」において、それぞれ抱えていた以下の課題を解決できるLMSを検討していました。

・「人材管理」の課題
駅、車掌、運転士や事務職など職種間の異動が定期的に行われるため、社員の教育受講履歴や保有資格の管理が煩雑になっていた。

・「教材管理」の課題
各職場単位でボトムアップ型の教材作成が盛んに行われるようになったが、こうした教材を管理するプラットフォームが無かった。

上記の課題解決を実現するためのシステムの選定にあたっては、スキルを可視化するスキルマップなどの「スキル管理」機能が充実していたことや、教材作成機能eStudioの優れたユーザビリティ、LMS導入後の手厚い運用サポートなども含めて総合的に評価され、CAREERSHIPを採用いただきました。

CAREERSHIPの導入は、特定の駅やコールセンターなどを中心とした約500名の社員からスタートし、現在は、アルバイト社員を含めた全ての駅の係員など含む約1,500名がCAREERSHIPを利用しています。今後、2022年度中には車掌、運転士を加えた2,500人まで利用が拡大する予定です。

 

■教材作成機能eStudioの活用

京王電鉄では、従来から職場単位で「安全に関する教育」や「職場の紹介」などの動画教材を作成していましたが、CAREERSHIPの教材作成機能eStudioを用いて、こうした教材を自社オリジナルのeラーニングコンテンツに変換し、CAREERSHIPに搭載しています。

 

■CAREERSHIP導入後の効果と今後の展望

LMSの導入によってeラーニング形式の教育が行えるようになり、これまでの「教育＝集合教育」という認識から脱却して、集合教育とeラーニングを使い分けてメリハリのある教育ができるようになりました。これからeラーニング用の教育教材を揃えていくことによって、自発的に学びやすい体制を整え、更なる社員の能力開発を推進していく予定です。

また、京王電鉄では、「傾聴力」「問題発見力」など業務に必要な能力を俯瞰的に示した独自の「能力開発マップ」を活用していました。今後、CAREERSHIP上で作成する「スキルマップ」と組み合わせ、鉄道員としての専門的な能力、をより細かい単位で把握できるようにするなど、相乗効果で社員の能力向上を目指します。

 

■京王電鉄　鉄道事業本部　鉄道営業部　からのコメント

京王電鉄は安全を最優先に、お客さまに信頼され、お客さまの期待に応えるサービスを創造し続けることで、「日本一安全でサービスの良い鉄道」を目指しています。この実現のために、自発的に、個人の特性に合わせて学べる仕組みであるCAREERSHIPを活用して訓練を積み重ね、通常時はもとより、緊急時にも的確な対応ができるプロの鉄道員が一人でも多く育つことを期待しています。

 

ライトワークスは、京王電鉄の学習効果の向上のために、今後も支援を継続してまいります。

プレスリリース（PDF）はコチラからご確認いただけます。