新入社員研修の期間はどう決める?1日・1週間・3カ月・1年間のカリキュラム例

新入社員研修の期間は、どの程度確保するのが適切なのでしょうか。

ライトワークスが人事担当者を対象に行った調査1によると、新入社員研修の期間は1週間〜3カ月未満が半数以上を占めています(61.4%)。

最も多かった回答は半月以上1ヶ月未満」(19.7%)で、次に「1ヶ月以上2ヶ月未満」(16.9%)、「2ヶ月以上3ヶ月未満」(13.1%)、「1週間以上半月未満」(11.7%)と続きます。

一方、6カ月以上の長期間をかけて新入社員研修を行っている企業は2.3%あり、研修内容によって研修期間に幅があることが推測されます。

また、同調査において、新入社員が研修で「もっと学びたかった」という回答が多かったスキルとして、マインドセットやビジネスマナーに続き、「パソコンスキル」「プレゼンテーション能力」といった、業務に直結する実務スキルも上位に挙がっています。

一般的に、研修内容をビジネスマナーなど社会人としての基礎的なスキルに絞る場合は短期間で済みますが、新入社員が求める「実務スキル」まで教える場合はある程度長い期間が必要です。

この記事では、新入社員研修の期間別カリキュラムの具体例を紹介する他、研修期間を設定するステップ、企業事例を詳しく解説します。効果的な新入社員研修を企画したい方は、ぜひ参考にしてください。

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AIで要約

  • 新入社員研修の期間は、基礎習得なら短期間、専門スキルの習得には長期間というように、目的に応じた戦略的な期間設計が求められます。
  • 多くの新入社員はパソコンスキル等の実務教育を求めており、研修期間内にこれらの実務スキル習得を組み込むことで、現場配属後の即戦力化と満足度向上が図れます。
  • 指導側の工数不足を解消するには、汎用的な基礎知識の教育を外部のeラーニングで効率化し、社内研修のリソースを自社独自の専門ノウハウ伝達に集中させる手法が有効です。
目次

新入社員研修は、実施目的に合わせて期間設定を

前述のとおり、ライトワークスの調査では新入社員研修の期間は1週間~3カ月未満が約半数以上という結果でした。では、研修期間はこれを目安に設定しておけば問題ないのかというと、必ずしもそうとは言い切れません。新入社員研修の適切な期間は、実施目的によって異なるからです。

例えば、「新入社員の早期離職を防ぐという目的がある場合は、入社後すぐの研修では「心理的安全性」を高める目的を、長期の研修では「キャリア安全性」を高める目的を意識して内容を組み込むとよいでしょう。

リクルートワークス研究所主任研究員である古屋星斗氏の論文2では、新入社員・若手人材の離職を防ぐためには、職場において、安心して自分の考えを発言できると思える「心理的安全性」と、この職場で仕事を続けていれば将来別の企業や部署でも活躍できるという希望を持てる「キャリア安全性の確保の重要性が示唆されています。

心理的安全性を高めるには、「共通点探しゲーム」や「コンセンサスゲーム(合意形成)」といった体験型研修を通じた対話や振り返りが効果的です。こうしたコミュニケーションの時間を意識的に取り入れ、心理的安全性の構築を行うことは、1日や1週間といった短い研修であっても可能です。

また、キャリア安全性を高めるためには、キャリア研修が効果的です。初歩的な内容の習得は短期間でも可能ですが、自己分析やキャリアデザインを行う本格的な学びを目指す場合は、ある程度長期の研修が必要になります。

このように、新入社員研修を実施する際は、目的を明確にした上で、適切な期間を設定することが重要です。

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次章からは、新入社員研修の期間(1日・1週間・3カ月・1年間)によって、具体的にどのような内容を盛り込むとよいのか、詳しく見ていきます。

【期間が1日の場合】:新入社員研修の内容例

1日で完結する新入社員研修は、配属後に必要となる最低限の内容に絞り、社会人としての基礎知識の習得や自社・業務の理解を深めることを目的とします。新入社員の不安を軽減し、スムーズに業務に取り掛かれるようサポートすることが重要です。

具体的には、下記のような研修内容が想定されます。

時間内容目的
9:00~9:15受け付け・オリエンテーション新入社員同士の交流、研修開始前の準備
9:15~10:15企業概要説明企業理念・事業内容・社内ルールの理解
10:15~11:15ビジネスマナー研修社会人としての基本的な立ち居振る舞いの習得
11:15~12:00職場紹介配属部署の業務内容理解、配属先の上司・先輩従業員との顔合わせ
12:00~13:00昼休憩休憩時間
13:00~15:00労働関係法令などの説明労働基準法、健康保険法、年金制度などの理解
15:00~16:00情報セキュリティ研修情報管理の重要性、情報漏えい防止策の理解
16:00~16:30質疑応答・研修終了疑問点の解消

新入社員研修が1日と短い場合は、要点を押さえて説明し、効率的に進行することが重要です。ウェルカムボードなどで歓迎ムードを演出する、ロールプレイングを取り入れるなどの工夫をし、新入社員が安心して主体的に研修に臨めるようにしましょう。

【期間が1週間の場合】新入社員研修の内容例

1週間(5営業日)の新入社員研修では、企業概要や業務内容の説明、ビジネスマナーの習得といった基本的な内容に加え、配属部署でのOJTに備えた実践的な研修も実施可能です。

具体的には、下記スケジュールが考えられます。

【1日目】オリエンテーション、企業概要や就業規則などの説明

企業のビジョンや理念、組織構造、事業内容などを説明します。また、就業規則や服務規程、コンプライアンスに関する知識・自社の方針など、自社で働く上での基本的なルールも学びます。

【2~3日目】ビジネスマナー研修、基礎スキル研修

職種を問わず必要となる基本的なビジネスマナーと基礎スキルの習得を目指します。

  • 名刺交換や電話・メール対応の仕方
  • 「報連相(報告・連絡・相談)」
  • 社内システムの操作
  • 情報セキュリティの知識   など

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【4日目】部署紹介、チームワーク研修、OJT準備

新入社員が配属予定部署の業務内容や企業内での役割を理解できるよう、事業の全体像と各部署の説明をします。また、同期や先輩従業員との関係構築を目的としたチームワーク研修を実施し、演習などを通じてコミュニケーション能力を高め、良好な人間関係を築くスキルを養います。

【5日目】職場体験、振り返り、キャリアプランニング

配属先で実際の業務を体験する機会を設けます。新入社員にとって職場の雰囲気や業務の流れなどが分かり、OJTへのモチベーションアップにつながります。最後に、研修期間全体を振り返り、配属後の目標設定など、初期段階のキャリアプランについて考える時間を設けましょう。

なお、1週間の新入社員研修では、実践的な演習グループワークグループディスカッションなどを取り入れると効果的です。行動力やコミュニケーション能力を養うことにつながります。

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【期間が3カ月の場合】新入社員研修の内容例

3カ月という期間、新入社員研修を行う目的は、配属後の即戦力化、専門知識・スキルの習得、職場適応です。研修中の3カ月間は、新入社員がある程度の基礎知識を身に付け配属先で実践的なスキルを習得するための準備期間といえるでしょう。

具体的には、下記スケジュールが想定されます。

【1カ月目】企業概要説明、ビジネスマナー研修、基礎スキル研修、チームワーク研修

自社の一員として、また社会人として、基本的な知識やスキルを習得します。また、他の従業員との交流を深め、良好な人間関係を築くためのチームワーク研修も実施します。

【2カ月目】職種別研修、OJT

配属される部署ごとに必要な専門的知識・スキルの習得を図り、即戦力になるための準備を進めます。さらに、職場で上司や先輩従業員の指導を受けながら業務に取り組むOJTも開始します。

【3カ月目】キャリアプランニング、フォローアップ

これまでの研修内容を振り返りつつ、今後のキャリアプランを考える時間を設けます。研修後のフォローアップ体制を整え、個々の成長スピードに合わせた研修プログラムを提供するなど、柔軟な対応も求められます。

3カ月間の新入社員研修のポイントは、新入社員がスムーズに職場に適応し、早期に戦力となるよう、人事担当者と現場の指導担当者が連携を密にすることです。新入社員それぞれの成長度合いを把握・共有できれば、適切なフォローアップの実施や研修内容の見直しにも役立つでしょう。

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【期間が1年間の場合】新入社員研修の内容例

1年間の新入社員研修は、中長期的な人材育成を前提に、業務に必要な知識・スキルの習得だけでなく、キャリア形成支援や将来のリーダー候補育成も目的とします。最初の数カ月で基礎を築いた後、より実践的な研修や実際の業務を通して成長を促進していきます。

具体的なスケジュールとしては、下記のような内容が想定されます。

【4~5月】基礎研修

社会人としての基本的なビジネスマナーや企業理念、社内ルール、業界知識などを学びます。また、チームワークについても学び、他の従業員との良好な関係構築を図ります。この期間では、基礎を固めるための研修を中心に実施します。

【6~7月】スキル研修、資格取得支援

職種特有の知識や専門スキルを身に付けるための研修などを通じて、具体的な業務スキルを習得します。また、取得を推奨する資格がある場合には、この時期に資格取得をサポートする研修を導入することも効果的です。

【8~10月】OJT、仮配属

仮配属で多様な業務を経験させ、新入社員が事業の全体像を把握できるよう促します。プロジェクトへの参加など、各部署で実務を通して判断力や問題解決能力などを養うことができる他、配属予定部署以外の上司や先輩従業員との交流の機会にもなるでしょう。

仮配属が終了すると、本配属先で上司や先輩従業員の指導の下、業務を開始します。

【11~翌年3月】キャリアプランニング・階層別研修・フォローアップ研修

これまでの研修を振り返り、自己分析を行いながら将来のキャリアプランを立てる機会を設けます。自社のキャリアパスが明確になっていると、新入社員が中長期的な目標を設定しやすくなり、成長意欲の向上につながります。

また、新入社員や若手従業員に向けた階層別研修の受講を促し、新入社員が次のステップに進むために必要な知識・スキルの習得やマインドの強化をサポートします。さらに、研修の成果を確認するフォローアップ研修も行い、個々の成長促進を図りましょう。

1年間の新入社員研修のポイントは、年間を通して多様な学習機会を提供し、成長を促すことです。新入社員と上司・人事担当者との間で定期的な面談を実施し、進捗状況の確認や課題の把握を行いましょう。適切な評価とフィードバックを実施することで、新入社員のさらなる成長が期待できます。

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新入社員研修の期間を決める4ステップ

新入社員研修の期間は、企業規模や事業内容、研修目的などを総合的に考慮して決定します。下記の4ステップを参考に、自社に最適な研修期間を設定しましょう。

新入社員研修の期間を決める4ステップ

ステップ1:育成目標の明確化

新入社員にどのような知識やスキルを習得させたいのかを明確にします。目標達成に必要な研修内容を洗い出し、研修期間についておおよその見当を付けましょう。

例えば、ビジネスマナーや基礎スキルの習得が主な目標であれば、短期間の研修が適しています。一方、専門知識や実践的スキルの習得を求める場合には、長期間の研修が必要になる可能性があります。

ステップ2:研修内容の設計

育成目標に基づき、研修プログラムを具体的に設計します。企業規模や事業内容を踏まえて、必要な内容を洗い出しましょう。

規模が大きい企業では、事業内容や部署の業務が多岐にわたるケースが多いため、新入社員が各事業・部署を理解し、全体像を把握できるように研修プログラムを組む必要があります。小規模な企業では、実践的な内容に絞り込み、研修プログラムをシンプルに設計すると効果的です。

また、専門性が高い業界では、業務に必要な専門的スキルの習得や資格取得を目指す内容を盛り込むことも検討します。

ステップ3:研修期間の決定

研修内容に合わせて、適切な期間を具体的に設定します。長過ぎると中だるみしやすく、反対に短過ぎると必要な知識やスキルをきちんと身に付けることができません。一般的には、専門的な知識やスキルの習得が必要なら3カ月以上基礎スキルの習得が中心なら1週間程度に設定することが多いでしょう。

ステップ4:効果測定と改善

研修終了後には効果測定を行い、研修内容や期間に改善の余地がないか確認します。効果測定の方法としては、アンケートや面談新入社員の業務成果の確認などが挙げられます。研修内容や期間を見直し、より効果的な新入社員研修になるようブラッシュアップしていくことが重要です。

なお、2024年3月に東京商工会議所が行った調査3によると、人材育成担当者が直面する若手従業員の指導・育成に関する課題として最も多かった回答は「業務繁忙等により、若手社員の指導・育成にかけられる時間が不足している(38.2%)でした。

このような課題を解決するためには、eラーニング・LMS(学習管理システム)の導入効果的です。

汎用的なビジネスマナーや、WordやExcelなどの基礎知識は外部のeラーニング教材で代替できるため、自社内での教材作成負担を、業界知識や市場理解など独自のノウハウ部分のみに集約できます。

また、eラーニングを配信するLMSは、受講手配アンケート回収などの事務作業を自動化可能なものが多く、研修運営に割くリソースを抑えることができます。

実際に、社内に分散していたナレッジを300本の動画教材にまとめ、新入社員の定着率向上と研修担当者の大幅な負担軽減を実現した事例があります。詳細は以下の記事をご確認ください。

株式会社ライトワークス | 人材開発ソリューションパートナー

新入社員研修の企業事例

ここでは、事例として3社の新入社員研修を紹介します。

株式会社ミライト・ワン(建設業)

株式会社ミライト・ワンは、理系・文系の区別なく充実した研修制度を用意しています。2022年度の新入社員研修のスケジュールは下記の通りです。

時期内容
4~6月【導入研修】
・事業説明
・人事制度
・ビジネスマインド醸成
・ビジネスマナー
・コミュニケーションなど
【主要4事業の講習】
・株式会社ミライト・ワンの持つ総合力を理解
【IT基礎研修】
・ITパスポート(ITに関する基礎的知識を証明する国家試験)の勉強など
7~9月【仮配属先でOJT(研修)】
・事業部における実務体験(現場)
・1年目フォローアップ研修
10月【先輩従業員がメンターとして指導】

同社ではメンター制度を導入しており、相談役となるメンター(先輩従業員)が新入社員を丁寧に指導します。メンターは業務だけでなく人間関係や生活全般に関する相談にも対応し、新入社員の精神面もサポートします。

サイボウズ株式会社(情報・通信業)

サイボウズ株式会社では、新入社員向けのオンボーディングを1年間実施しています。1年を通して、オリエンテーションや研修、イベントなどを行います。スケジュールは下記の通りです。

時期内容
入社前【内定者懇談会】
・人事や各部門の先輩従業員と交流する機会となる懇親会を、入社前からオンラインで定期的に実施
入社初日【Welcomeセレモニー(入社式)】
・オフィスとオンライン上に従業員が集合し、新入社員を歓迎
【入社オリエンテーション】
・パソコンのセットアップ
・社内ツールの説明
・セキュリティ教育など
入社1~2週間【サイボウズ株式会社や社内について知る】
・企業文化やチームワーク強化メソッド、製品、事業戦略、各部門について学習
【社会人としてのスキルを身に付ける】
・マナーやテキストコミュニケーションについて学習
【同期や仲間について知る】
・グループワーク、部門交流会、リモートランチなど、交流を通して従業員の相互理解を深める
入社3週間【実践研修】
・顧客が抱える悩みを想定した問題に対し、ツールとこれまでに学んだチームワークメソッドを活用して解決に導く
【新人研修打ち上げ】
・新入社員研修の最終日にオンラインで打ち上げを実施
入社4週間【配属先研修】
・配属された部署ごとの研修を開始
入社6カ月まで【オンボーディングサーベイ】
・入社1カ月・3カ月・6カ月に、新入社員のコンディションをヒアリングするアンケートを実施
・希望者には人事担当者とのカジュアル面談を設定
入社1年まで【フォローアップ研修】
・人事主催のフォローアップ研修を定期的に実施

同社では、オンライン・オフライン関係なく新入社員が同期や他の従業員と交流できるよう、「ザツダン」というコミュニケーションを取るための時間を毎朝設定しています。

また、オンボーディングプラットフォームに必要な情報が全て集約されているため、新入社員は迷うことなくオンボーディング期間を過ごすことができます。

三井不動産リアルティ株式会社(不動産業)

三井不動産リアルティ株式会社では、新入社員の基礎力を強化するために下記新入社員研修を実施しています。

【4月:新卒入社時研修】

社会人としての基本的なマナーや、三井不動産リアルティグループの歴史、不動産の基礎知識などについて研修を行っています。

【5~8月:安全運転講習会】

「お客さまのご案内の際に運転すること」を想定し、総合職社員を対象に自動車教習所にて安全運転講習を実施しています。

【5~11月:基礎力習得研修】

不動産への興味を高めるための知識学習を行っています。実際に現地確認や基礎調査を実施する実践的な体験学習も盛り込み、新入社員の習熟度を高めています。

【6~10月:宅地建物取引士試験講習会】

「宅地建物取引士」の資格取得に向け、資格取得支援企業と提携して講習を実施しています。

【8月:宅建既取得者対象研究プログラム】

既に宅地建物取引士の資格を取得している新入社員を対象に、自身の役割や課題を整理する研修を実施し、成長を支援しています。

【12月:振り返り2年目に向けて】

入社後の1年間を振り返って自身の成長や反省点を考察する機会を設けることで、2年目に向けてさらなる成長を支援しています。

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まとめ

新入社員研修は、実施の目的を明確にした上で、適切な期間を設定することが重要です。この記事では、1日・1週間・3カ月・1年間の新入社員研修でどのような内容を実施できるのか整理しました。

【1日】

ビジネスマナーや企業概要、情報セキュリティ研修など配属後に必要となる最低限の内容に絞り、社会人としての基礎知識の習得や自社・業務の理解を深める。

【1週間(5営業日)】

ビジネスマナー等の基本的な内容に加え、実践的な演習やグループワーク、グループディスカッションなども取り入れると効果的。

【3カ月】

1カ月目で基礎を固め、2カ月目以降に職種別研修やOJTを通して実践的なスキル習得の準備を行うのが効果的。

【1年間】

OJTやキャリア教育を通して多様な学習機会を提供し、成長を支援。新入社員と上司・人事担当者との間で定期的な面談を実施し、適切な評価とフィードバックを行うことも重要。

新入社員研修の期間は、下記のステップで適切に設定しましょう。

  • ステップ1:目標を明確化し、達成のために必要な研修内容を洗い出す
  • ステップ2:企業規模や事業内容に合わせて、研修内容を具体的に設定する
  • ステップ3:研修内容に合わせて、適切な期間を設定する
  • ステップ4:研修終了後の効果を測定し、必要に応じて研修内容や期間を見直す

新入社員研修の企画・運営に必要なリソースを抑えたい場合は、eラーニング・LMSの導入が効果的です。eラーニングの汎用教材を使用することで、教材作成の負担を大幅に軽減します。また、一般的なLMSは受講手配やアンケート回収を自動化でき、事務作業の負担も軽減します。

最後に、新入社員研修の事例として下記3社を紹介しました。

  • 株式会社ミライト・ワン(建設業)
  • サイボウズ株式会社(情報・通信業)
  • 三井不動産リアルティ株式会社(不動産業)

新入社員研修の期間を決める際は、他社の事例も参考に、自社に最適な研修プログラムを設計していくことが重要です。新入社員一人一人の成長をサポートし、企業全体の活性化につながる研修を目指しましょう。

  1. 株式会社ライトワークス「新入社員研修と新入社員のホンネ調査レポート 2025」, P.10,13(閲覧日:2026年3月6日) ↩︎
  2. 古屋星斗「若年労働者の離職と定着,その現代的論点」,『日本労働研究雑誌』,No.767,2024,P27-28(閲覧日:2025年2月 ↩︎
  3. 独立行政法人労働政策研究・研修機構「約半数の企業が指導を丁寧に行うことを意識、育成には時間や指導者不足に加え早期離職の課題も――企業の新入社員・若手社員に対する期待や指導等について東京商工会議所がアンケート調査」,2024年7月公表(閲覧日:2025年3月15日) ↩︎

参考)
株式会社ミライト・ワン「人材育成について」,『MIRAITONE』,https://rect.mirait-one.com/career/(閲覧日:2026年3月6日)
サイボウズ株式会社「オンボーディングと学習支援」,『cybozu』,https://cybozu.co.jp/recruit/workplace/onboarding/(閲覧日:2026年3月6日) 三井不動産リアルティ株式会社「TRAINING人材育成Vol.2新卒一年目研修」,『三井不動産リアルティ』,https://www.mf-realty.jp/recruit/shinsotsu/training/1st-training.html(閲覧日:2026年3月6日)

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