SaaS型eラーニングとは?導入メリットや利用時の注意点、オススメ10選などを紹介

SaaS型eラーニング」とは、インターネット上のサーバーを利用して提供されるeラーニングのことです。受講にあたり自社サーバーは不要であり、インターネットに接続すれば利用できます。サーバー工事の手間をなくし初期費用も抑えられるため、規模を問わずあらゆる企業で手軽に導入可能です。

日頃のメンテナンスコンテンツのアップデートなども、システム提供会社へお任せできるため、自社の負担を大きく軽減しつつeラーニングを実施できるでしょう。

製品を選ぶ際は「導入目的にマッチしているか?」ということを必ず押さえつつ、カスタマイズ性の高さ長期的な費用対効果操作性などをチェックすることが大切です。

本記事では、SaaS型eラーニングの概要やメリット、選び方のポイント、オススメの10製品などを紹介します。

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LEARNING SHIP

eラーニングシステムの導入は、企業の人材育成において重要な要素です。貴社の機能要件に合致するシステム選びのために、性能・…

AIで要約

  • SaaS型eラーニングは、インターネット経由で提供され、自社サーバー不要で手軽に導入可能です。場所を問わず利用でき、初期費用を抑え、メンテナンスもシステム提供会社に任せられます。
  • SaaS型eラーニングはカスタマイズ性も高く、自社のニーズに合わせた柔軟な教育を実現できるでしょう。ただし、月額料金が発生し、オンプレミス型に比べセキュリティ面で注意が必要です。
  • 導入成功には、自社の導入目的と製品の機能が合っているか、長期的な費用対効果、操作性、セキュリティ体制の確認が重要です。

SaaS型eラーニングとは?

まず「SaaS」とは、ベンダーがインターネット上のクラウドサーバーを利用して提供するサービス形態のことです。そのため「SaaS型eラーニング」は、インターネット上にあるサーバー経由で提供されるeラーニングのことを指します。「クラウド」という言葉で聞き馴染みのある人がいるかもしれません。

SaaS型と対比される主なサービス形態として、「オンプレミス型」が挙げられます。オンプレミス型はSaaS型と異なり、自社で物理的なサーバーを設置して運用することが特徴です。

SaaS型eラーニングを導入するメリット

SaaS型eラーニングを導入し、インターネット上のサーバーで管理することで、以下のようなメリットを実感できます。

  • 場所を問わず教育を実施できる
  • インターネット環境があれば手軽に利用できる
  • 初期費用を抑えて導入できる
  • 自社のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズしやすい
  • 日頃のメンテナンスや保守をシステム提供会社に任せられる

場所を問わず教育を実施できる

SaaS型はクラウドベースのシステムであるため、時間や場所を問わず、従業員のスケジュールに合わせて教育を実施しやすい点が特徴です。会場を押さえたり従業員のスケジュールを調整したりする必要がないため、比較的手軽に研修を実施できるでしょう。

とくに、以下のような企業は対面研修の実施ハードルが高いため、SaaS型のeラーニングを導入することがオススメです。

  • 在宅勤務やフレックス制、シフト勤務を導入している
  • 出張や外出が多く出先で作業する従業員がいる
  • 営業のように直行直帰が多い
  • 全国に支店や工場があるため従業員を集めるハードルが高い

インターネット環境があれば手軽に利用できる

SaaS型eラーニングでは、自社でサーバー設置の工事を行ったりシステムを0から構築したりする必要はありません。インターネット環境さえあれば導入できるため、企業の規模を問わず利用しやすい点が特徴です。

仮に災害が起きても、ベンダー側のサーバーがダメージを受けず、インターネットに接続できているのであれば、ほとんど普段通りに使えます。

初期費用を抑えて導入できる

自社でサーバーを設置する場合、場所代や工事代といった多額の初期費用が発生します。設置費用が数十万〜数百万円を超えるケースもあり、従業員へ質の高い教育を実施するためとはいえ、資金面で余裕がない中小企業では導入を躊躇するかもしれません。

SaaS型であれば、インターネット環境さえあればすぐ導入できるため、こうした多額の初期費用は発生しません。もちろんシステム提供会社によっては、SaaS型でも初期費用が発生します。とはいえ数万円程度で済むことが多いため、大きな痛手にはならないでしょう。

自社のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズしやすい

(製品にもよりますが)SaaS型eラーニングは、作成済みコンテンツを提供するだけでなく、企業の要望に合わせた柔軟なカスタマイズを実施できるケースもあります。カスタマイズ性が高いeラーニングであれば、以下のような要望に合わせてコンテンツを最適化できるでしょう。

  • 教育を実施した結果、現場から「別のコンテンツも追加してほしい」という要望が出てきた
  • 自社オリジナルの主張をコンテンツに組み込んで社内に浸透させたい
  • 受講生を飽きさせないようアニメーションやマンガでコンテンツを作りたい
  • 過去の社内研修で使った動画をコンテンツに組み込みたい
  • 海外の拠点で研修を実施するため、海外向けにコンテンツを作り替えたい

具体的に「どこまでカスタマイズに対応できるか?」という点は製品によって異なるため、必ず事前に確認しましょう。

日頃のメンテナンスや保守をシステム提供会社に任せられる

SaaS型eラーニングの場合、サーバーやシステムはベンダーが管理します。そのため、以下のように日々の運用・保守業務を自社で行う必要がありません

  • セキュリティ対策を施す
  • 法改正やトレンドの変化に合わせてコンテンツをアップデートする
  • トラブルに対処する

また、メンテナンスの専門知識を持つ人材を確保する必要もないため、人件費も抑えられるでしょう。

SaaS型eラーニングを選ぶ際のポイント

SaaS型eラーニングを選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 導入目的にマッチした機能やコンテンツを搭載しているか?
  • 柔軟なカスタマイズに対応できるか?
  • 長期的な視点で自社の想定と見合うコストになっているか?
  • 社内の誰もが使いやすい操作性か?
  • 万全のセキュリティ体制を構築しているか?

導入目的にマッチした機能やコンテンツを搭載しているか?

eラーニングの機能や収録コンテンツには、製品ごとにさまざまな種類があります。例えば、ビジネスマナーやロジカルシンキングといった「汎用的なコンテンツ」を扱う製品もあれば、業界や職種などを絞り「特化型のコンテンツ」を提供するシステムもあるでしょう。

こうした中から自社に最適な製品を選ぶには、機能やコンテンツが「導入目的にマッチしているか?」を踏まえることが大切です。

例えば「自社で過去に利用していた研修資料をコンテンツに組み込みたい」という場合は、柔軟にコンテンツをカスタマイズできる製品を選ぶとよいでしょう。あるいは「全従業員に情報セキュリティへの意識を根付かせたい」ということであれば、情報セキュリティに特化したコンテンツを扱う製品がオススメです。

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eラーニングは、「運用形態別」「受講方法別」といった観点で複数の種類に分けることができます。種類ごとでカスタマイズ性や導…

柔軟なカスタマイズに対応できるか?

先ほども解説したように、企業がeラーニングへ求めるニーズは、「人材の状況」「求めるスキルの変化」「現場からの声などによって変わる可能性があります。そうした変化が起きた際に備え、適宜コンテンツをカスタマイズできることが理想です。そのため、「どの程度まで柔軟にコンテンツを組み替えたり新規で教材を追加できたりするのか」という点を導入前にチェックしましょう。

長期的な視点で自社の想定と見合うコストになっているか?

SaaS型では初期費用はほとんど発生しませんが、月額料金は必要であることが一般的です。契約期間が長くなるほどランニングコストも膨らむため、長期的な視点で「自社が想定する費用対効果に見合っているか?」という点を判断しましょう。

費用対効果は「自社の目的と照らし合わせて望んだ成果を出せそうか?」という点でチェックすることが大切です。短期的な費用にばかり目を向けすぎると、自社に最適な製品があるにも関わらず「料金の安さだけを重視して別のeラーニングを選ぶ」といったことになりかねません。

加えて製品の料金体系もチェックし、「受講生に応じてどのくらい費用が変動するか?」「ニーズを満たせるオプションを追加する際のコストは?」といった点も確認しましょう。

社内の誰もが使いやすい操作性か?

社内にeラーニングを導入できたとしても、「使い勝手が悪くどこを操作すればよいかわかりにくい」「コンテンツの新規作成に手間がかかる」となってしまうと、なかなか社内での利用が定着しません。

受講生と管理者の両方が積極的に使いたくなるよう、可能な限り直感的に操作できる製品を導入しましょう。例えば「受講生の学習状況をすぐに把握できる」「新規コンテンツを作成する際は追加資料をドラッグ&ドロップすればOK」といった製品を選ぶイメージです。

無料のデモやトライアルを実施している製品も多いため、積極的に活用しましょう。実際に現場で使う機会が多い従業員に試してもらい、正直なフィードバックを教えてもらえれば、より実情にマッチした製品を導入できます。

万全のセキュリティ体制を構築しているか?

eラーニングでは、以下のように重要な情報を一元管理しています。

  • 受講生の氏名や所属部署などの個人情報
  • 学習の進捗状況
  • 保有スキルや資格
  • 長期的なキャリアアッププラン
  • コンテンツ作成で使う過去の研修資料

こうした情報を守るためにも、強固なセキュリティ体制を築いている製品を選ぶとよいでしょう。具体的には、「ユーザー別・教材別にアクセス制限を設定できる」「外部機関による脆弱性診断を実施している」「情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格を取得している」といった製品であれば安心して使えます。

オススメのSaaS型eラーニング10選!

それでは、オススメのSaaS型eラーニングを10製品、紹介します。各製品については、それぞれ以下の項目で簡単なポイントをまとめています。システムを検討する際の参考にしてください。

  • 対応デバイス
  • 想定利用人数
  • 教材の詳細
  • 搭載している機能
  • 教材作成の対応範囲
  • サポート体制
  • 参考価格(税抜or税込or税表記なし)
  • 無料トライアル

CAREERSHIP GROWTH

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数60~1,000人(1,000人以上は別プランあり)
価格要問合せ
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数300タイトル
1,000本以上
教材テーマ新入社員研修
階層別研修
Microsoft Office
コンプライアンス
ハラスメント対策
情報セキュリティなど
SCORM対応
教材作成機能動画取り込みmp4、movPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

CAREERSHIP GROWTHは、コンテンツとシステムをひとつに統合しているSaaS型のeラーニングです。収録コンテンツ数は300タイトル・1,000本以上。ビジネス基礎力やマーケティング力、1on1ミーティング、コンプライアンスなど、幅広いテーマのコンテンツを取り扱っています。

クラウドベースのメリットを活かし、eラーニングの実施に必要な以下のようなシステムをワンストップで提供している点が魅力です。

  • 研修管理:研修計画の一括登録や案内、リマインド作業などを効率化できる
  • アンケート:研修の事前事後にアンケートを提出してもらい成果の可視化に役立てる
  • コース管理:eラーニングや集合研修などをまとめて、コースを作成できる
  • キャリアカルテ:受講生の学習履歴や保有資格などを一元管理する
  • 教材作成:PowerPointや動画などを駆使して簡単に教材を作成できる

従来はエンタープライズ企業向けに運用していたeラーニングシステム機能を、リーズナブルな価格で1,000名以下の企業を対象に提供しています。TOYOTAはじめ多くの国内大手企業に導入実績のある「CAREERSHIP」の運営を通じて蓄積した研修体系構築のノウハウを活用しているため、安定してサービスを稼働できるでしょう。

etudes

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数少人数〜数万人規模
価格初期費用:0円 月額料金:50,000円(税抜)〜(ボリュームディスカウントあり)
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信要確認
教材の進捗管理
テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数要問い合わせ教材テーマビジネススキル、
OJT、階層別、
アカウンティング、
関係性構築・チームワーク、
思考力・コンセプチュアルスキルなど
SCORM対応
教材作成機能動画取り込みmp4、movPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

etudesは、直感的に操作できるシンプルな画面が魅力のSaaS型のeラーニングです。トップページのカスタマイズが可能であり、コース表示はパネル式なので直感的に選択できます。コースについては上から順番に視聴すればよいため、受講の際に従業員へストレスをほとんどかけません。

動画以外の研修スタイルにも対応可能。紙芝居のように閲覧できるスライド学習や、受講生に資料をダウンロードしてもらう形式など、自社の使い方に合わせて柔軟にカスタマイズできます。教材の組み合わせが多くなっても、コンテンツに見出しをつけて管理できるため、手軽に整理可能です。

導入後は、eラーニングの利用定着に向けて「コンテンツの内製化支援」「業務フローの改善支援」といった幅広いサポートを受けられます。

LearningWare

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数要確認
価格
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信要確認
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理要確認
教材コンテンツ数1,000レッスン教材テーマビジネスマナー、
Office、IT系研修、
コンプライアンス、
マネジメント、CADなど
【SCORM(eラーニングに関する標準規格)への対応】 対応済み
SCORM対応対応済み
教材作成機能動画取り込みPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

LearningWareは、バージョンアップへのスピーディーな対応が特徴的なSaaS型のeラーニングです。開発ポリシーとして「3社以上のご要望があれば実装する」を掲げており、ニーズに合わせて月1回という業界最速クラスの改善を重ねています。

オーソドックスな研修管理や講座管理などに加え、「受講前に顔認証を実施できる機能」「1回の認証で複数システムにアクセスできるシングルサインオン認証機能」など、より安全かつスムーズに学習を実施できる機能も充実しています。

オリジナル教材の制作にも対応可能。VRやマンガ、チュートリアル付きの教材など、自社のニーズに合わせて幅広い形式のコンテンツを制作できます。

manebi eラーニング

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数非公開
価格非公開
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数約1,500コース、6,600レッスン教材テーマコンプライアンス
ハラスメント
PCスキル
ロジカルシンキング
マネジメント
コミュニケーションスキルなど
SCORM対応
教材作成機能動画取り込みPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

manebi eラーニングは、ハラスメントや情報セキュリティ、ロジカルシンキングといった6,600ものコンテンツを保有するSaaS型のeラーニングです。自社のニーズにマッチした研修プランとコンテンツをAIがチャットで自動提案してくれるため、企画段階から管理者の労力を削減できます。

社内のオリジナルコンテンツをアップロードする機能も搭載。トップメッセージやナレッジ、業務マニュアルなどを共有することで、企業全体のスキルを底上げできるでしょう。

他にも「社内におけるeラーニングの利用定着に向けた仕組み作り」「受講者のニーズに合わせた教育計画の策定」といったサポートを提供しているため、初めてeラーニング教育を実施する企業でも安心です。

Smart Boarding

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数30名〜(最低契約ID数が30ID)
価格月額料金:1,080円/ID(ライトプランの場合)(税表記なし)
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信要確認
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
要確認
学習コース作成要確認集合研修管理要確認
人材データ管理
教材コンテンツ数400種類以上教材テーマコミュニケーション、
ビジネスマナー、
プレゼンスキル、
クロージング力など
SCORM対応未対応
教材作成機能動画取り込みPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

Smart Boardingは、eラーニングでの学びを深める仕組みが構築されているSaaS型の製品です。毎月50以上にわたり、学びを深めるためのライブ型実践トレーニングを実施。他社の受講生とのディスカッションを通じて、新たな学びを得ることができます。

実際の理解度は、テスト・レポート機能でチェック可能。成果を定量化できるため、状況に合わせて「コンテンツをカスタマイズする」「人材評価へ反映させる」といった柔軟な対応ができます。また、研修会社としての経験を活かし、教育プログラムの作成支援も依頼可能です。

AirCourse

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数1ID〜
価格月額200円(税抜)/ID初期費用無料
※年間契約1,000〜2,999ID、年額一括払いの場合
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数1,000コース、6,000本以上教材テーマビジネススキル
マネジメントスキル
ITスキル
コンプライアンスなど
SCORM対応
教材作成機能動画取り込みmp4、movなどPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

AirCourseは、1,000コース・6,000本以上の動画を視聴できるSaaS型のeラーニングです。動画は毎月更新されており、自社のオリジナルコンテンツも手軽に作成できるため、研修不足に悩む企業にもオススメです。

学習パス機能を活用することで、複数のeラーニングコースを組み合わせてひとつのカリキュラムを設計可能。目的やテーマごとにパッケージ化できるため、受講生は「どのコンテンツをどんな順番で学習すべきなのか?」をスムーズに判断できます。

学習の進捗については、「昇格者グループ」「新入社員グループ」といった任意の区分ごとに管理可能です。個別でチェックするより、さらに効率的に受講生の成果を管理できるでしょう。

Schoo for Business

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数20ID〜
価格初期費用110,000円(税抜)月額費用1,650円(税抜)/ID
※契約数20ID以上、以降ボリュームディスカウント
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数9,000本以上教材テーマビジネススキル
政治・経済・金融・デザイン
プログラミング
DX、AI
哲学など
SCORM対応
教材作成機能動画取り込みPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

Schoo for Businessは、ビジネススキルや政治、経済、金融、デザインなど、幅広いテーマのコンテンツを9,000本以上収録しているSaaS型のeラーニングです。年間600本ペースで更新されているため、DXやAIのように情報の移り変わりが激しいジャンルでもトレンドを逃さずキャッチできます

研修の設定および管理は「テンプレートを選択→受講生を選択→管理画面で視聴時間や最終更新日をチェック」という流れで手軽に実施可能。シンプルなデザインで進捗を把握したうえで、必要に応じて受講を促すメッセージを送信したり、成果が出ていない従業員を個別でフォローしたりできるでしょう。

学びばこ

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数5名〜
価格初期費用:0円 月額料金:8,000円(税抜)(ライトプランで5名の場合)
※別途オンプレミスの料金もあり
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信要確認
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
要確認
学習コース作成集合研修管理要確認
人材データ管理要確認
教材コンテンツ数要確認教材テーマ自社で作成
SCORM対応未対応
教材作成機能動画取り込みPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

学びばこは、自社のニーズにマッチしたコンテンツを手軽に内製できるSaaS型のeラーニングです(オンプレミス型の提供もあり)。自社のPowerPointや動画、外部URLなどを登録すれば、手軽にコースをカスタマイズできます。

想定規模や予算、機能などを満たせるコンテンツを制作できるよう、導入後も専任サポートチームが対応。「代理でユーザーやコースなどを登録する」「学習状況を人事評価へ反映できるよう調整する」といった作業も行ってくれるため、自社に大きな負担がかかりません。

作成した教材は、社内向けコンテンツとして配信したり、外部向けに販売したりすることも可能です。

カオナビ

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数20〜数千名規模まで対応
価格要確認
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
要確認
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数要確認教材テーマ要確認
SCORM対応
教材作成機能動画取り込みPowerPoint取り込み
PDF取り込み
その他無料トライアルサポート

カオナビは、従業員の個人情報やスキルなどを一元管理し、人材配置やリスキリング推進といったマネジメント業務に活かすタレントマネジメントシステムです。タレントマネジメントを実現する機能のひとつとして、「eラーニング・学習管理」が搭載されています。

システム上にはカオナビが作成したコンテンツだけでなく、「日経ビジネススクール オンデマンド」「NewsPicks」のオススメ講座も収録(追加料金なし)。自社のスライドや動画もアップロード可能なため、「教材作成のリソースがないため既存のコンテンツを使えばOK」「社内のナレッジを独自コンテンツとしてまとめたい」といったニーズに合わせた使い分けが可能です。

LearnO

対応デバイスPC、タブレット、スマートフォン
利用可能人数1,000名の大規模な導入にも対応
価格初期費用:0円 月額料金:4,900円(税抜)(eラーニング格安プランの場合)
機能eラーニング受講管理リマインドメール送信要確認
教材の進捗管理テスト・アンケート
実施・集計
学習コース作成集合研修管理
人材データ管理
教材コンテンツ数自社作成のため
制限なし
教材テーマ自社で作成
SCORM対応未対応
教材作成機能動画取り込み要確認PowerPoint取り込み要確認
PDF取り込み要確認
その他無料トライアルサポート

LearnOは、シンプルでわかりやすいデザインが特徴のSaaS型のeラーニングです。UI/UXは「情報の見やすさ」「動線のわかりやすさ」に重点を置いて設計されており、スムーズな学習の進行と管理者の負担軽減を実現しています。

自社のロゴ設定といった細かい部分も含めて、フルカスタマイズでのコンテンツ制作に対応。講義動画だけでなく、動画ライブ配信やスライドといった形式によるコンテンツも制作できます。受講生への修了証発行が可能なため、今後の学習へのモチベーションを高められるでしょう。

SaaS型eラーニングを導入する際の注意点

時間や場所を問わず使える点が魅力のSaaS型eラーニングですが、メリットばかりではなく以下のような注意点もあります。導入する際にチェックしておきましょう。

  • 継続的な月額料金が発生する
  • セキュリティの面ではオンプレミス型が優れている

継続的な月額料金が発生する

SaaS型eラーニングはサブスクリプションモデルが多いため、月額料金の支払いが必要となります。初期費用だけで見れば、サーバーの設置が必要なタイプ(オンプレミス型)よりもコストは抑えられるでしょう。しかし長期的な視点で見れば、毎月のコストが膨らむ可能性があるため要注意です。

セキュリティの面ではオンプレミス型が優れている

オンプレミス型は、物理的な自社サーバーを設置して外部環境から遮断したうえで、システムを運営できます。そのため、SaaS型と異なり「外部からサイバー攻撃を受ける」といったリスクを大きく抑えられるでしょう。

もちろんSaaS型であっても、先ほど解説したアクセス制限などを活用して、強固なセキュリティ体制を構築している製品はあります。とはいえオンプレミス型と比較すると、どうしてもセキュリティ面で不安が残るかもしれません。

まとめ

SaaS型eラーニング」とは、インターネットのクラウドサーバーを経由し提供されているeラーニングのことを指します。インターネット環境さえあれば時間や場所を問わず学習できるため、「在宅勤務者が多い」「全国に支社がある」といった理由で、対面研修が難しい企業でも導入できるでしょう。また、自社でサーバーを設置する必要がないため、工事の手間と初期費用を抑えて導入できる点も魅力です。

SaaS型eラーニングには多くの種類があるため、製品を選ぶ際は「自社の導入目的にマッチしているか?」「長期的な費用対効果は高いか?」「セキュリティ体制は万全か?」などのポイントを押さえることが大切です。また、社内での利用定着を促進するのであれば、操作性の高さにも目を向けるよいでしょう。

本記事で紹介した10製品の詳細も参考にしながら、自社にとって最適なSaaS型eラーニングを見つけてください。

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