ライトワークスのある社員の一日

コンテンツ制作チーム編

コンテンツ制作チーム スペシャリスト K.N

2017年入社

こんにちは、ライトワークス 採用広報です。
ライトワークスで働く社員の一日にスポットライトを当てて、そこから見えてくる、その職種のミッションや仕事のやりがいについて探っていきたいと思います。
今回は、コンテンツ制作チーム・Nさんの1日に密着しました!

ある日のスケジュール

9:30
業務開始・メール対応
10:00
PL業務(社内メンバーの案件状況や成果物の確認・指示等)
11:00
チーム定例MTG(60分オンライン)
12:00
お昼休憩
13:00
提案準備(資料やスケジュールの作成)
14:00
PL業務(外部パートナーとの案件状況確認・指示等)
15:00
制作業務(原稿・絵コンテの作成)
17:30
クライアントとの打ち合わせ(30分オンライン)
18:00
情報整理・メール対応
18:30
退勤

プロフェッショナル人材が集まるコンテンツ制作チームだが、最初から専門知識がある必要はなく、徐々にスキルを習得していくことも可能だという。

コンテンツ制作チームは、事業の柱の一つであるeラーニングコンテンツ制作と、社内広報資料などの制作支援をしています!
中国・大連にもスタジオをオープンし順調に拡大を続けるコンテンツ制作チームのNさんにインタビューしました!

1週間の業務の内訳

ライトワークスが提供する製品の柱の1つである教育コンテンツは、どのように企画され、作られていくのでしょうか?

制作するコンテンツは多岐にわたるのですが、大まかに説明すると「汎用コンテンツ」と「受託コンテンツ」の2種類に分かれます。

「汎用コンテンツ」は自社オリジナルのコンテンツとして自分達で企画・制作を行うものです。その中にも大きく2種類あって、例えばコンプライアンスや情報セキュリティ、ビジネススキルなど、企業にとって必須の教育テーマは既にラインナップが存在します。これは既存のラインナップとして、定期的に内容やデザインに見直しをかけ、リニューアルしていきます。

それとは別に、新規のラインナップも考えます。例えばトレンドになっているテーマや、これからのビジネスパーソンに求められていくであろう知識やスキルをリサーチし、「教え方」も含めて新しい企画を作っていくのです。最近は、マイクロラーニングという手法を取り入れています。すきま時間に学習できる、3分程度のコンテンツで、数十タイトルの構成で一つの教育テーマが完結するシリーズものがメインになっていますね。

「受託コンテンツ」はいわゆるオーダーメイドです。クライアントから「こんな教材を作りたい」「こんな課題を解決したい」というご相談をいただき、ご要望を伺いながら、課題の解決につながる最適なeラーニングコンテンツをご提案します。そして、それをクライアントのオリジナル教材として制作します。コンテンツの仕様やボリュームはご相談の内容によりますが、教材制作の専門家という立場でクライアントにとって最適なソリューションとなるコンテンツはどんなものかを考え、提案や助言を行っています。

なるほど、ライトワークスが日本の社会人教育のニーズをとらえ、オリジナルで世に出すものが「汎用コンテンツ」、クライアントのピンポイントな課題を解決するものが「受託コンテンツ」なのですね。次に、具体的なコンテンツ制作の流れを教えてください。

こちらも「汎用コンテンツ」と「受託コンテンツ」で若干異なるのですが、大まかな流れは一緒です。

想定される課題を解決するためにこんな教材を作っていきたいという企画を立て、内容が決まったら、「仕様や目次構成の設計」を行います。設計は、教材の骨組みとなる非常に大切な作業です。

次に、目次に沿った「原稿作成」と全体の「デザイン」を行います。原稿の枠組みとデザインが固まったら、全体の流れを把握するために「絵コンテ」を作ります。

そして、肉付けとなる「イラスト・レイアウト」「ナレーション」「オーサリング(※)」の順に進み、最後に「QA(品質検証)」を行います。
※オーサリング…映像や音楽、テキストなどのデータをまとめて、ひとつの作品として完成させる作業

当然、予算や期間に限りがあるので、手戻りがないように各工程で入念なチェックや打ち合わせを挟みながら完成を目指します。

現在、コンテンツ制作チームは私とチームリーダーを入れて本社に9名のメンバーがいます。リーダーは全体管理がメインなので、私を含めた8名のメンバーが案件や担当パートを持っています。納期が近くなるとプレッシャーも増しますが、それぞれの得意分野を生かしてチームで複数のコンテンツを作り上げていけることが、やりがいであり醍醐味です。

また、当社は規模拡大により、2020年10月に中国・大連に制作スタジオを創設しました。まだ立ち上げてからの期間は短いですが、彼らも制作メンバーの一員として、既に複数の案件で制作業務を担当しています。今後さらに成長していけば、もっといろいろな仕事を任せられるようになります。制作体制はますます充実していくと思うので、楽しみですね。

大連スタジオの成長で、可能性がどんどん広がりますね!日本のチームは、メンバーそれぞれの得意分野を生かし役割分担を行っているとのことですが、専門知識やスキルが必要そうですね。皆さん即戦力のプロフェッショナル人材として入社されたのですか?

そうですね、数年前までは、専門のスキルや経験を持って、即戦力として採用されるパターンがほとんどでした。しかし、現在はだいぶ組織が成熟してきて、よい意味で失敗ができる環境になってきたことで、手取り足取りに近い状態で教えられるような体制が整いつつあると感じます。

実際に、1年前に入社して現在プロジェクト管理やオーサリングをメインで担当しているメンバーは、制作の実務経験がほとんどありませんでした。でも、周りを巻き込むコミュニケーション力と向上心でぐんぐんと成長し、今では彼女がいないとチームが回らないくらいの存在になっています。

もちろん本人が前向きな姿勢で吸収した結果ですが、今後新卒の方がジョインしても、彼女のように一つひとつ成長を重ねて、プロフェッショナル人材を目指すことが十分に可能だと思います。僕らはそのサポートを惜しみません。

新卒人材が入るとチームの雰囲気も変わりますね。専門知識やスキルは後からでも身に付けられるということですが、「入社時にこれは必要だ」というものはありますか?

「教育視点を持つこと」や「教育に魅力を感じること」が一番大切です。というのも、当社は「学習・教育」を目的としてeラーニング事業を始めた会社です。

クリエイター視点で言うと、ハデだったりカッコいいものだけを作りたいなら、残念ながら当社はマッチしないと思います。

もちろんデザインや演出、操作性や機能も大切ですが、教材という性質上、必要な情報を正しく、わかりやすくシンプルに伝えるという観点をとりわけ大事にしています。どれだけ見た目が良く、派手な演出や機能があっても、学習効果がなければ意味がないからです。

教材を作ることは、クライアント、広く言えば日本の課題を解決する手段です。「この教材を作り、学んでもらうことにより、どういった効果につながっていくのか」という本質を考える視点があれば、たとえ最初は専門知識がなくても、必ず成長できる会社だと思いますよ。

コンテンツ制作チームのチーム憲章

知と仲間を尊び、学びのスペシャリストとして、ひとと社会の進歩に貢献する。

行動指針
関わる全員の良さと強みを掛け合わせ、高度な専門性のコラボレーションを持ち 、チームとしても自分としても誇れる製品を創造する。
品質とスピードとセンスの最先端を目指し、チーム全体がより高いステージに向かって邁進する。

Profile

Profile

出版編集畑出身。ライトワークスを一度卒業・独立し、ジョブリターンを果たすというライトワークスの中では異色の経歴を持っている。フリーランスのコンテンツ制作者として活動していた時代があるからこそ、組織の強みを生かして企画制作に携われるライトワークスの体制に、クリエイターとしてのやりがいを感じている。企業成長とともにコンテンツ制作チームも大きくなり、組織化されてきたことを肌で実感している1人。
趣味はコンテンツ鑑賞と山歩き。